ツーバイフォーその優れた特長「建てるならワンランク上の・・・
2×4工法の住宅はアメリカ大陸で生まれ、最も一般的な工法として普及してまいりました。19世紀の初め、新天地を求めヨーロッパ大陸からアメリカ大陸に渡ってきた、開拓者たちが、乾燥した地域、高温多湿な地域、多雪寒冷な地域など、広大な大陸の厳しい自然から身を守るために生まれたのがツーバイフォー工法(2×4)です。この工法のルーツといわれているのが、1883年にシカゴに建てられたセントメリー教会です。以来、北米、カナダの木造建築の93%を占めるまでになりました。日本でも、2×4工法は普及し現在に至っていますが、1878年(明治11年)に建てられた札幌の時計台は有名です。阪神大震災の際にも、2×4工法で建築された住宅が、数多く無傷で残りました

ツーバイフォーの名の由来
ツーバイフォー工法は、日本で正式の名称を「枠組壁工法」と言うように、構造の基本となるのが「枠組壁」です。床、壁、屋根の6面体を1単位として空間を構成し、地震の際も6面全体で揺れ自体を抑えるとともに、揺れをバランスよく吸収。高い耐震性を実現します。


■「木」は鉄より火に強い

一般に木は鉄より燃えやすいと思われています。けれども太い柱や厚い板など大断面の木材は火にあぶられても表面が炭化層となて火の進行を止めるためそれ以上は燃え進みません。したがって、構造の強度にはほとんど変化がありません。ところが鉄は550℃を超えると一気に変形。構造材としての強度は急激に低下してしまいます。この「木はてつより強い」という事実は実験で実証されているだけでなく、消防士たちが「木造より鉄骨住宅の方が怖い」と語っていることでも明らかです。日頃の消防活動で鉄骨の家は急激に強度が低下し不意に階上が崩れ落ちてくる危険性があることを、実体験として知っている消防士だからこそ語れる確かな事実だといえましょう。

※「木」の強度変化 ※「鉄」の強度変化
■動物への優しさを実証
動物は、鉄やコンクリートよりも「木」の空間で長生きします。実験でハツカネズミを木製、金属製、コンクリート製のそれぞれの飼育箱に入れ、生存率や成長率を調べた結果、第一次報告では生後23日目の子ネズミに生存率は、「木」が85%「金属」が41%、「コンクリート」が7%と断定は出来ないものの「木」が生物に好ましい環境を提供していると言うことを示したのです。
■安心の構造用合板 

住む人にやさしい合板−ゼロホルマリン

すべてがF☆☆☆☆最上位等級
安心して使用できるカナダの合板

カナダの企業が生産しているカナダ針葉樹合板は、ホルムアルデヒド放散等級としては最上位等級で

あるF☆☆☆☆の格付製品として供給されています。

このF☆☆☆☆の等級表示は構造用合板のJAS(日本農林規格)規格に基づくものですが、シックハウ

ス対策として施行された改正建築基準法の下では、(使用)面積制限を受けない製品として位置付けら

れており、住宅の構造部材として安心して使用いただける製品です。

シックハウス症候群は接着剤などの化学物質から空気中に放散する揮発性有機化合物(VOC)が原因

として起こるとされており、厚生労働省ではこれらの VOCに関して室内濃度指針を設定しています。改

正建築基準法は厚生労働省が設定したこれらの指針値を実際の住宅で実現できるよう、施工面からの

規定を定めたものです。

この改正建築基準法の下では、旧JAS規格で最上位とされたFc0は新規格ではF☆☆☆となり、床面

積の2倍までしか使用できなくなっています。新しい JAS規格でF☆☆☆☆の等級を達成したカナダの

針葉樹合板は、ホルムアルデヒドの放散が非常に少ないだけでなく、面積制限に配慮しなくても使用い

ただけます。新設住宅のユーザーのなかでシックハウスに対する関心が高まり、法的な規制も厳しくな

る中で、ホルムアルデヒド放散等級としては最上位等級であるF☆☆☆☆の格付製品として供給され

るカナダの針葉樹合は、安全で安心して使用できる構造用合板です。

ホルムアルデヒド以外のVOCも安全
将来予想される使用制限にも対応

カナダの針葉樹合板はホルムアルデヒドの放散がきわめて少ないだけではありません。CANPLY(カナ

ダ合板)は、ホルムアルデヒド以外の揮発性有機化合物(VOC)に関してもCANPLY針葉樹合板からの

放散量を測定する試験を数次にわたり実施しています。

スモール・チェンバー法という、微量物質の測定に採用される試験方法を使って計測された20種類以上

のVOCに関する試験結果では、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、スチレン、パラジクロルベンゼンと

いったVOCに関しては一切検出されないという結果が出ています。そのほかのVOCに関しても測定値

は微量で、総揮発性有機化合物量(TVOC)も厚生労働省指針値に比べ1/100から1/10の値と、指針

をはるかに下回る水準となっています。

改正基準法では規制の対象となる化学物質をホルムアルデヒドとクロルピリホスの2つに限定していま

すが、これはそれ以外の化学物質の取り扱いが現状では難しいことを背景としたものであり、今後逐次

対象質の拡大が図られる計画です。

ホルムアルデヒドだけでなく様々なVOCの放散がゼロかあるいはきわめて少ないカナダの針葉樹合板

は、将来の規制強化にも十分に対応できる性能を有した構造用合板です。

カナダの針葉樹合板は、
なぜホルムアルデヒドなどが少ないの?

カナダの針葉樹合板に使用されている接着剤は、合板業界で最高級の接着剤といわれているアルカリ

フェノール樹脂接着剤
です。この接着剤は硬化する過程で有害なホルムアルデヒドを共縮合する形で

取り込み、合板表面から空気中にホルムアルデヒドが放散するのを防ぐ特性を持っています。このた

めカナダの針葉樹合板はホルムアルデヒドの放散量がきわめて低く、JAS規格に定めるホルムアルデ

ヒド放散の最上位等級であるF☆☆☆☆の基準を余裕を持ってクリアする性能を有しています。